法人としてのお別れの会

社葬は企業に対し多大な功績をもたらした役員・社員のご逝去に際し、故人の功績を讃え、哀悼する行事として会社主催で行うものです。また、故人への哀悼の場であると同時に、会社として故人のご遺族へ慰労・謝意を表し、さらに残された社員・株主・取引先企業・社会に対して後継者及び新経営陣が経営姿勢をアピールする場でもあります。
ホテルにて、このような社葬としてのお別れの会を執り行うことで、ホテルならではの設備・サービスを利用し、ご参会いただくお客様に対して、レベルの高いおもてなしを提供することができます。

スケジュールと準備

法人としてのお別れ会

事前準備

トップの終末病状
主要役員と総務部局の少人数からなる社葬準備チームの編成とシナリオ作成

  • 家族との連絡強化
  • 会葬予定者数の把握
  • 社葬取扱規定の確認
  • 社葬設計試案企画書の作成

逝去 1~3日後

ご遺体の搬送と安置

  • 密葬打合せ

緊急取締役会(議事録の作成)
会社として社葬(お別れの会)を行うことを決定する。

  • お別れの会委員長の決定
  • 実行委員長、実行委員会の決定
  • 概要の確認

通夜 1週間程度

社内通達

社葬(お別れの会)の準備

  • 遺族との打合せ(喪主の決定、形態の希望の確認)
  • 形態の決定(お別れの会、宗教・無宗教など)
  • コンセプト(趣旨・目的)の決定
  • 日時の決定(希望会場の利用予定状況の確認)
  • シナリオの策定と式次第、タイムスケジュールの決定
  • 通知状の作成と死亡広告の掲載

1~4週間後

社外通知・死亡広告]

社葬(お別れの会)の準備Ⅱ(詳細決定) ・祭壇のデザインを決定(その他お別れの会に伴う必要備品の決定)

  • 進行内容の決定
  • 各係りの責任者決め
  • 弔辞依頼、指名献花の依頼(弔辞は5分程度で依頼)
  • 来賓、及びVIP参加者のリスト作成と出欠確認
  • 席順、控室、導線、誘導などの決定
  • 供花、香典、供物などの受付に関する意思決定
    (供花注文フォームによる受注体制の確立)
  • 宗教に則り行う場合、宗教者との打合せ
    (人数、進行、タイムスケジュール、段取り、必要備品など)
  • 演出、料理の決定

社葬(お別れの会)

会場レイアウト・進行事例

パターンA:式典会場(着席)と会食会場を別に設ける例
案内状のみの告知(もしくは参会者数の最大数が把握できる場合)

1. 受付

ホテル内受付スペース(会場ホワイエ等)

2. 開場(参会者入場)

参会者(案内状持参者)→式会場スペース

3. 開式

~式次第例(無宗教)~

  • 一. 黙祷
  • 一. 故人略歴紹介(VTR・ナレーション等)
  • 一. 献奏(生演奏、CD等)
  • 一. 追悼のことば(お別れの会委員長)
  • 一. お別れのことば(数名)
  • 一. お別れのメッセージ披露
  • 一. お礼のことば(お別れの会委員長、親族代表等)
  • 一. 指名献花
      参会者は献花後、退場、会食会場へ
  • 一. 一般献花
      献花後、会食会場へ
4. 閉式

参会者は会食会場から自由退場
~会食が無い場合、お飲物のみの場合も有り~

法人としてのお別れ会
受付

1. 受付 お名刺のお預かり、もしくはご記帳を頂きます。

入口見附

2. 入口見附 単なる案内表示では無く、格調高く荘厳な会場の入口を演出致します。

祭壇

3. 祭壇 生前のお人柄が偲ばれる遺影を中心に、花祭壇、献花で演出致します。

答礼

4. 答礼 ご参会頂いた大切なお客様へ感謝を込めてお礼を致します。

料理卓

5. 料理卓 大切なお客様へのおもてなしとして、お料理と演出でお迎え致します。

思いでパネル

6. 思いでパネル 生前の足跡をたどる思い出の写真、遺品を展示して故人を偲びます。

パターンB:式典会場(着席)を設けない例
案内状のみの告知(もしくは参会者数の最大数が把握できない場合)
座席は基本的には設けない(イメージ:会食スペースでの式進行)

1. 受付

ホテル内受付スペース(会場ホワイエ等)

2. 開場(参会者入場)

参会者(案内状送付者)→会場:メイン会場

3. 開式

~式次第例(無宗教)~

  • 一. 献花
  •      献花後、会食スペースへ
  • 一. 黙祷
  • 一. 故人略歴紹介(VTR・ナレーション等)
  • 一. 献奏(生演奏、CD等)
  • 一. 追悼のことば(お別れの会委員長)
  • 一. お別れのことば(数名)
  • 一. お別れのメッセージ披露
  • 一. お別れのことば(お別れの会委員長、親族代表等)
  • 一. 献杯(献杯者)
4. 閉式

献杯後、会食

4. 閉式

参会者は会場から自由退場

法人としてのお別れ会
受付

1. 受付 お名刺のお預かり、もしくはご記帳を頂きます。

入口見附

2. 入口見附 単なる案内表示では無く、格調高く荘厳な会場の入口を演出致します。

祭壇

3. 祭壇 生前のお人柄が偲ばれる遺影を中心に、花祭壇、献花で演出致します。

答礼

4. 答礼 ご参会頂いた大切なお客様へ感謝を込めてお礼を致します。

料理卓

5. 料理卓 大切なお客様へのおもてなしとして、お料理と演出でお迎え致します。

思いでパネル

6. 思いでパネル 生前の足跡をたどる思い出の写真、遺品を展示して故人を偲びます。

よくあるご質問

ホテルはどのようなサポートしてくれるのでしょうか?

準備から当日本番まで下記のお手伝いをさせていただきます。

  • 進行企画  ※ご要望に応じてプランニングします
  • 会場レイアウト、演出企画
  • 「進行台本」「実施要項」等の共有資料の作成
  • 案内状、しおりの企画および作成
  • 人的サービス手配および指導
  • 当日進行管理
その他、過去の豊富な経験より各種ご提案やご助言をさせていただき安心して当日をお迎えいただきます。
弔辞を依頼するポイントは何ですか?
式典全体のバランスを考慮し、団体トップの方、取引先、友人、社員代表等の方々に依頼します。一般的には3~4名程度です。
故人の経歴、功績、趣味などを参考としてお伝えする事も必要です。
供花の取扱はどうしたらいいですか?
供花を受ける場合、取りまとめの作業が発生します。料金の回収、並び順の決定、札名の確認等を行います。自社で取りまとめる場合と花屋が取りまとめる場合があります。自由に受け取る形で行うとバランスも統一できなくなり、折角の会場のイメージが崩れてしまいます。
供花を辞退する場合は案内状、死亡広告等に明確に固辞する旨を伝えましょう。
社葬・お別れの会の日取りの決定は?
社葬・お別れの会として49日までに行うケースが一般的です。しかし会場やご喪家の都合を考慮した上で決定します。
また、ご参会いただく方への配慮から年末年始、土、日、祝日、友引は避けたほうが無難です。
懇談会(会食会)を同時に実施するケースも多く、昼を挟んだ時間帯で実施されるケースが多いようです。
社葬の事前準備は必要ですか?
慌しい中で準備を進めていくことになります。企業のリスクの一つと捉え、事前準備を行っておくことが重要になってきます。
案内状発送リストの整理や故人の情報、費用・実施範囲等を明記した社葬取扱規程書の作成などを整理しておくことでスムーズな準備を行うことができます。
お別れの会委員長は誰に依頼するのですか?
執行にかかわる一切の最高責任者となります。故人が会長であれば社長、社長であれば会長か次期社長が行うのが一般的です。また公的立場で相応しい方、取引先の会長・社長様、親交の深かったご友人などに依頼するケースもあります。
受付係の注意点は何ですか?
当日最初にお客様と接する大切な仕事です。「本日は誠にありがとうございます。」の気持ちで接します。
受付30分前にはすべての備品を整え、服装のチェックをします。
香典等の対応も事前に打ち合わせを行い、辞退であれば決して受け取らない旨を徹底し、失礼のない様に対応していきます。
参会者へ直接接する係りとその補佐係り、誘導案内を行う係りと担当を決めて行います。
社葬に臨む服装はどうすればいいですか?
答礼を行う委員長・喪主はモーニング、実行委員、ご親族、各担当は略礼服での対応が一般的です。ワイシャツは白、靴・靴下は黒に統一しましょう。またそれぞれリボンを着用し、立場をわかりやすくすることも必要です。
参会者へは平服でのご案内を差し上げる場合が一般的となってきました。
社葬費用の税務上損金算入は可能ですか?
会社の費用として計上するには、社葬に関する取締役会の議事録と領収書が必要となります。議事録は死亡から社葬までの間に作成しなければなりません。
また、香典は会社宛・故人宛を問わず遺族にお渡しし、お返しの品を遺族から出される事が通常です。仮に香典を一旦会社に入金処理してから遺族にお渡ししますと、贈与の形となりますので十分配慮する必要があります。
社葬費用は、その支出項目が常識の範囲を超えないものである限り福利厚生費として損金扱いが認められます。しかし一部認められないものがありますので、詳しくは税理士にご相談されることをお勧めします。

<社葬費用として損金計上できるもの>

  • 社葬当日にかかった費用(式場費、設営費、花祭壇費など)
  • 僧侶に支払う読経料
  • 死亡広告や会葬礼状
  • アルバイトの日当や食事代
  • 車両代
  • 通夜費用

<社葬費用として損金計上できないもの>

  • 戒名料
  • 香典返しのための費用
  • 墓地、墓石の購入費用
  • 初七日等の法事に要した費用
  • 密葬費用

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